著作権って言葉を聞いたことがあるけど、詳しくは知らないな～
著作権や肖像権はとても大事な権利で、よく侵害訴訟や賠償請求などの報道もありますよね。勝手にロゴマークをしようしたり、無断で許可なく他社製品画像を使用したり、よく似た製品や商標を真似したりなど。気をつけないといけませんね。特に最近多く見かけるのがSNSやWebサイトで無断で切り取り投稿をしているのも違反ですね。
著作権（著作者人格権）、肖像権、特許権（商標権）など法律で定められた権利があります。この権利侵害は知らなかったでは済まされません。場合によっては膨大な損害賠償請求をされる恐れがありますので、正しい知識を身に着けSNSでの投稿やインターネットでの公開、Webサイトの運営をしましょう。
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著作権とは
著作権とは、自分が作ったもの（創作物）に対して、他の人に勝手に使われないようにする権利のことです。簡単に言うと作ったものに対する権利のことです。
例えば、あなたが絵を描いたり、歌を作ったり、小説を書いたりしたら、それらはあなたの著作物になります。そして、あなたはその著作物に対して、著作権を持ちます。これらの権利は、「著作権法」という法律で守られています。
著作権を持つということは、あなたがその著作物をどう使うか、どう広めるか、どう変えるかを決めることができるということです。
もし、他の人があなたの許可なく、あなたの著作物をコピーしたり、ネットにアップしたり、改変したりしたら、それは著作権の侵害と言って、法律で禁止されています。著作権は、創作した人が亡くなってからも70年間続きます。
著作権は、自分の創造性や努力を守るために大切な権利です。だから、自分の著作物だけでなく、他人の著作物にも敬意を持って扱うことが必要です。
著作権法とは
著作権法には、著作者の権利を守るためのルールがたくさん書かれています。例えば、他人の著作物を勝手に使ったり、改変したりすることは禁止されています。 また、他人の著作物を使うときには、著作者の許可が必要です。
ただし、学校の授業や図書館などでは、一部の著作物を使うことができる場合があります。
著作権法は、私たちが日常的に接するさまざまな著作物に関係しています。だからこそ、著作者の権利を尊重し、正しく理解して使うことが大切です。
Copy right © について
Copy right の明記や © の記載があるものは全て著作権が存在していますので、Copy rightや ©の創作物は許可なく勝手に使用できません。
Copy right や © があると、あなたは自分の作品に対して、次のようなことができます。
- 作品を公開するかどうか決めること（公表権）
- 作品の複製や配布を許可するかどうか決めること（複製権・頒布権）
- 作品をインターネットやテレビなどで公開すること（公衆送信権）
- 作品を翻訳したり、映画化したりすること（翻案権・映像化権）
- 作品に自分の名前を表示すること（氏名表示権）
- 作品の内容や形式を変えられないこと（同一性保持権）
Copy right や © は、あなたが作品を作った時点で自動的に発生します。特に登録や申請をする必要はありません。ただし、Copy rightは永遠に続くわけではありません。一般的には、あなたが亡くなってから50年間は有効ですが、その後は無効になります。
他の人の作品を参考にしたり、引用したりすることは、一定の範囲内で認められています。これを「引用」と呼びます。引用する場合は、次のようなルールに従う必要があります。
- 引用する目的や範囲が妥当であること
- 引用した作品の出典や作者を明記すること
- 引用した作品の内容や形式を変えないこと
著作権、Copy right や © の意味も少しはわかったのではないでしょうか？
著作者人格権とは
著作者人格権というのは、自分が作った作品に対して、自分の名誉や思い入れを守るための権利のことです。
少しややこしいのですが、著作権と著作者人格権は異なります。
例えば、ロゴマークをデザイナーに依頼して作ってもらったとします。最終的にはどのデザインが良いかは自分で決めるのですが、デザインを考えたのはデザイナーの方ですね。最終的には気に入ったデザインのロゴマークを購入する時には必ず『著作権譲渡証明書』の発行をしていただき、著作者人格権を作成したデザイナーの方が権利行使しないような証明書の発行をしていただく必要があります。
もし著作権譲渡証明書や著作者人格権に対してデザイナーの方が権利行使しない旨の書類がなければ、製作したデザイナーに全て権利があります（勝手にそのデザインを許可なく使用することはできません）ので注意ください。
著作者人格権には、以下の4つの権利があります。
- 公表権：自分が作った作品を、公開するかどうか、いつどこで公開するかを決める権利です。
- 氏名表示権：自分が作った作品に、自分の名前を表示するかどうか、本名で表示するかペンネームで表示するかを決める権利です。
- 同一性保持権：自分が作った作品を、他の人に勝手に変えられない権利です。
- 名誉声望保持権：自分が作った作品を、自分の名誉や声望を害するような方法で使われない権利です。
これらの権利は、著作者人格権と呼ばれます。著作者人格権は、著作者（作品を作った人）だけが持っていて、他の人に譲ったり売ったりすることはできません。また、著作者が亡くなってもずっと守られます。
著作者人格権は、法律で決められています。 だから、他の人が著作者人格権を侵害した場合は、法的に責任を問われることがあります。例えば、他の人が勝手に公開したり 、名前を消したり 、変えたり したりした場合は、著作者人格権侵害にあたります。また、芸術性の高い音楽を性風俗店のBGMとして使用するような場合も 、著作者人格権侵害にあたる可能性があります。
肖像権とは
肖像権とは、人の顔や姿を写真や動画などに撮ったり公開したりするときに、その人の同意が必要な権利のことです。簡単に言うと人の姿について守られるべき権利のことです。
たとえば、あなたが友達や家族と一緒に写真を撮ったら、その写真に写っている人はみんな肖像権を持っています。あなたはその写真を自分で楽しんだり保存したりできますが、他の人に見せたりインターネットにアップしたりするときは、写っている人の許可が必要です。
もし許可なく見せたりアップしたりしたら、それは肖像権を侵害するということになります。肖像権は、その人が亡くなってからも続きます。
肖像権法と表現の自由について
肖像権法は、日本の憲法の中に書かれている「幸せになる権利」から生まれた法律です。
幸せになる権利とは、自分の好きなことをしたり、自分らしく生きたりする権利のことです。自分の顔や姿を勝手に使われると、自分らしく生きられないかもしれません。だから、肖像権法は幸せになる権利の一部として認められています。
でも、肖像権法は絶対的な法律ではありません。例えば、テレビや新聞などで有名人や事件の被害者などの顔や姿が写っていることがありますよね。これは、「表現の自由」という別の憲法の中に書かれている権利と関係しています。
表現の自由とは、自分の考えや意見を言ったり、書いたり、伝えたりする権利のことです。テレビや新聞などは、社会に重要な情報を伝える役割があります。そのため、表現の自由が優先される場合があります。
肖像権法と表現の自由は、どちらも大切な権利です。だから、どちらが正しいという一筋縄ではいきません。場合によっては、裁判で争われることもあります。肖像権法と表現の自由は、バランスを取りながら尊重しあう必要があります。
肖像権法は、自分の顔や姿を守ってくれる法律ですが、同時に他人の顔や姿を尊重する法律でもあります。だから、私たちは他人の顔や姿を勝手に撮ったり、公開したりしないように気をつけましょう。
特許権とは
特許権とは、自分が考えたすごいアイデアを守るための特別な権利です。
例えば、あなたが新しいおもちゃやゲームを考えたとしましょう。それがとても面白くて、みんなが欲しがるようなものだったら、あなたはそれを売ってお金をもらえますよね。でも、そのおもちゃやゲームの作り方やルールを他の人に教えてしまったら、どうなるでしょうか？他の人も同じようなおもちゃやゲームを作って売り始めたら、あなたのお金は減ってしまいますよね。それはとても不公平です。
だから、あなたは自分が考えたおもちゃやゲームを守るために、特許権というものを取得することができます。特許権とは、国があなたに与える権利で、あなただけがそのおもちゃやゲームを作って売ることができるというものです。他の人が勝手に真似して作ろうとしたら、あなたはそれを止めることができます。
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特許権は特許が成立してから20年間有効です。20年後には、他の人もそのおもちゃやゲームを作って売ることができるようになります。これは、技術の発展のために必要なことです。特許権を取得するには、国に申請して審査を受ける必要があります。審査では、あなたのアイデアが本当に新しくてすごいものかどうかを調べます。あなたのアイデアがすでに誰かに考えられていたり、簡単に思いつけるようなものだったら、特許権は取得できません。
特許権は自分のアイデアを守るだけでなく、他の人に教えてあげることもできます。その場合は、使用料（ロイヤリティ）というお金をもらうことができます。使用料はあなたと相手が話し合って決めます。使用料を払ってくれる人だけが、あなたのアイデアを使うことができます。
特許権は自分の発明や創造力を活かしてビジネスをする人にとって大切な権利です。でも、特許権を取得することは簡単ではありませんし、特許に関するノウハウも公開され、費用もかかります。だから、特許権を取得するかどうかはよく考えて決めましょう。
特許法とは
特許法とは、発明の保護と利用を図ることで、産業の発展に貢献する法律です。
特許法は、発明者に特許権という権利を与えて、その発明を独占できるようにします。しかし、その代わりに、発明の内容を公開しなければなりません。
特許法は、発明をする人を励ますだけでなく、発明の公開によって技術の進歩を促すことも目的としています。特許法は、1959年に制定されてから何度も改正されています。
特許法は、自分が考えたアイデアを守ってくれるだけでなく、みんなが教え合ってもっとすごいアイデアを考えることも助けてくれる法律ですが、アイデアを開示したくないという企業は特許を出さずに秘密（ノウハウ）にしている企業もあります。
PATとPAT.Pの違い
特許ナンバーには、PATとPAT.P（Patent Pendingの略称）の二種類があります。特許ナンバーとは、発明やアイデアを守るために国に登録する番号のことです。
PATは、発明が新しくて有用であることを証明した場合に与えられる番号です。簡単に言うと特許として認められたもの。
PAT.Pは、発明が新しいかどうかを調べるために仮に与えられる番号です。簡単に言うと特許申請は出願済みであるけどまだ特許として認められていないもの。
PAT.Pは、発明が有用であることを証明するまでの間、特許権を保持することができます。PAT.Pは、発明の詳細を公開せずに申請できるので、発明者は自分のアイデアを秘密に保つことができます。しかし、PAT.Pは一年以内にPATに変更しなければなりません。そうしないと、特許権を失ってしまいます。
商標権とは
商標とは、商品やサービスを他の人と区別するために使う記号のことです。例えば、りんごの形をしたロゴマークは「Apple」という会社の商標です。商標を使うことで、消費者は商品やサービスの品質や信頼性を判断できます。
例えば当社商標出願済みのロゴマークは下記ですが、左のマークだけでの使用、マーク＋文字、文字だけの使用などの権利は当社が持っており、他社などが真似したり、当社を想像できるようなロゴマークなどで当社に損害や信用がなるなるようなことあれば侵害賠償請求をすることができます。
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商標権とは、商標を独占的に使うことができる権利のことです。商標権を持つ人は、他の人が同じか似た商標を使うことを禁止できます。例えば、「Apple」の商標権を持つ人は、「Aple」や「Appl」など 「Apple」と勘違いや想像しそうな商標を使うことを止められます。商標権を得るには、特許庁に登録する必要があります。
例えば、TOYQTA、SQNY このような商標も一見 TOYOTA、SONYの商品なのか？と勘違いする商標は商標としての登録は認められませんし、このような商標を使って販売した場合 損害賠償請求をされる恐れが大いにありますので、注意が必要があります。
ご相談方法について
メール等のやり取りにて日程を確定し、ビデオチャット（Teams、Zoom）等によるリモート形式での対応となります。※Lineメッセージでのご相談も受け付けています。（公式アカウントより）
基本対面での面談等はしておりませんので、あらかじめご理解願います。
また、ビデオチャットでビデオ通話、音声のみの通話については、事前にお伺いした上で 柔軟に対応いたします。
ご相談に関する料金について
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