起業前の準備 -3-では、事前にやっておいた方が良いと思う内容を記載します。また、登記前の準備において注意しておく必要があることも記載しています。これから会社設立や起業等をご検討されている方は、是非参考にしていただければと思います。
・ロゴマーク制作
・商標登録
・会社案内の作成
・PawerPointのデザインテンプレート
・カタログならびリーフレット
・HP(ホームページ)ならびWebサイト
・登記前の準備に必要な費用
業者等の自分以外に依頼するときの注意点!(重要)
・NDA(機密保持契約書)締結
・著作権譲渡証明書発行の要求
・制作実績を公開しないように要求
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会社設立後(登記後)によいスタートダッシュを行うための起業前のPointとしては、
①できる限り初期投資を抑えること
②できる限り準備をしておくこと
③登記予定日までのスケジュール(時間軸の整理)や やることリスト(TODO)を整備しておくこと。
④会社設立後(登記後)のスケジュールやTODOを整理しておくこと
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ロゴマークを作りましょう
ロゴマークは皆さんよく目にしているためご存じかと思いますが、わかりやすい例を車で例えるとメルセデスベンツのマークやトヨタ自動車のマークなどは全てロゴマークであり、著作権ならび商標も登録されています。ロゴマークは勝手に所有者の許可なく使用することはできません。
会社を起業する上で、やはり会社名やVision、Mission、コーポレートカラーをベースにした会社のロゴマークがあった方が良いとは思いませんか?ロゴマークについては自分で作成しても良し、デザイン専門の業者等に頼んでも良いと思います。
また起業後に独自商品を販売したり、会社ホームページや独自のWebサイト(ECサイト等)の立ち上げを検討されている方もロゴマーク制作を検討した方が良いと思います。
ロゴマークを制作する上での注意点は、すでに他社様が作られていないか、同じようなロゴマークはないかなど注意をする必要があります。ロゴマークには著作権があります。なお、著作権には『著作権法』の法律もありますのでルールをよく理解しましょう。
またロゴマークには著作権のほかに商標もあります。商標については次項に記載していますのでご確認願います。
登記前に会社のロゴマークをデザイン業者に依頼するときに特に注意をしないといけないことは、
✅ できる限りNDA(機密保持契約書)を業者と締結しましょう。
✅ 著作権譲渡証明書を発行していただきましょう。
✅ 依頼業者の制作実績に掲載しないように依頼しましょう。
上記3項目について確認せずに依頼した場合、
①仮に登記しようとしている会社名が公開され、誰かが先に同じ会社名で登記をされる懸念
②ロゴマークの著作権譲渡を依頼していないために使用許可を依頼業者に依頼しなければならない
③ロゴマークを商標登録申請を考えていたが、依頼業者が依頼したロゴマークを実績紹介でインターネット上などで公開してしまい。誰かが先に同じまたは同じようなロゴマークを商標登録された場合には商標登録ができない可能性があります。
このように登記前に会社ロゴマークを業者へ依頼するには、色々と最悪ケースも想定しながら、後で後悔しないように徹底しておいた方が良いと思います。
商標登録を検討しましょう
折角制作したロゴマークを自分のみ、会社のみが使用するためには、著作権だけでは保護されません。必ず商標として登録されている必要があります。商標登録申請を特許事務所と相談して進めましょう。
まず、同じ商標が登録されていないか、登録できる可能性があるのか含め事前調査を特許事務所に依頼しましょう。特許事務所より事前調査結果として『商標調査報告書』などが発行されます。
会社名を商標登録したい、商品名を商標登録したい、Webサイト名を商標登録したいなどいろいろなケースがあると思いますが、文字だけで商標を取得するのか、ロゴマークだけで商標を取得するのか、ロゴマーク+文字で商標を取得するのか、事前の調査結果に基づき判断する必要があります。
商標登録申請をする前に
① 商標を登録する区分(何類)を会社の事業内容に基づき決定する必要があります。
② 『識別性』『類似商標の有無』『拒絶理由の有無』などで特許事務所から登録の可能性が判断されます。
商標申請を個人名で行うのか、会社として行うのかによって申請方法が変わります。商標や特許についてもドメイン取得と同じく早いもの勝ちです。
依頼する特許事務所とよく相談したうえで、商標登録申請をした方が良いかと思います。会社名で登録したい場合は、登記終了後に商標出願手続きをしていただくように依頼しましょう。
※個人名で商標出願し、後で会社名に変更もできますが、変更による費用が別途発生します。
※商標も早いもの勝ちですので焦るとは思いますが、よく考えて依頼しましょう。
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会社案内を作りましょう
株式会社や合同会社等を起業する上で、お客様への販促活動や銀行口座を開設する場合でも会社案内でどのようなことをする会社なのかを説明できるように登記するまでの期間で徐々に作成を始めると良いかと思います。理想としては登記完了時に会社案内も完成していると良いSTARTができると思います。
会社案内を作るには、Microsoft社のPowerPointが非常に便利です。画像、動画等も埋め込むことができ、プレゼンテーションをするには良いツールです。
PowerPointのデザインテンプレートを決めましょう
会社案内などの販促資料を作り始めると感じると思いますが、特に会社で起業する場合、企業イメージに合ったデザインテンプレートを選択する必要があります。
数々のサイト等で無料のデザインテンプレートがあると思いますが、これらの無料のデザインテンプレートは誰でも使用できるため(商用可能ならび著作権も問題ないデザインプレートを選ぶ必要があります)。違う会社や個人で同じデザインテンプレートを使用されている可能性があることを理解して使用する必要があります。
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起業する会社はデザインよりも商品が売りだから、デザイン等にこだわりはないという方もいるかと思いますが、自分が作る会社イメージで独自デザイン(著作権含め)の方が、より取引を開始する相手企業様にも印象が良いと思いますので、一度検討されても良いかと思います。
登記前にPoworPointテンプレートをデザイン業者に依頼するときに特に注意をしないといけないことは、ロゴマーク制作でデザイン業者への依頼と同じ内容を参考にしてください。
カタログやリーフレットを作りましょう
これも会社案内と同じく、起業後に販促するツールの一つです。どのような業種の事業で起業されるかによって内容は異なると思いますが、会社カタログ、商品カタログ、会社リーフレット、商品や店舗の期間限定キャンペーンのリーフレットや広告チラシなど、事前に準備しておいても良いかと思います。
自分でデザインを考えて印刷依頼するのか、自分でデザインも考え、自分で印刷もするのであればよいですが、登記前にデザインを依頼する場合は、前項で記載している注意点を確認したうえで進めましょう。
印刷にも依頼してから出来上がるまでの期間があります。短納期対応であれば費用もUPしますので、事前にカタログやリーフレットを印刷する予定の方は、事前に印刷会社に納期や費用も確認しておいた方が良いと思います。
ホームページやWebサイトを作りましょう
これも起業する業種によって制作するサイトは異なると思いますが、幅広く世間や取引先のお客様や企業様に設立した会社を知っていただくためにはホームページ開設やWebサイトの開設は良いマーケティング手段の一つとしては有効かと思います。
ドメイン取得含め、ホームページを自分で作るのか? 業者に依頼するのか?を検討する必要があります。
私の経験を申し上げると、全くホームページ、Webサイト、このブログサイトも含め 全く予備知識がなく手探りの状態(登記予定日の約2カ月前位)から検討を始めました。
今はインターネットで検索すると大抵のことがわかりますので、非常に便利な世の中になったと感じます。
早速ホームページの制作から始めようとインターネットで検索した色々な業者の方(数十社の企業様や個人事業主様)とWeb面談等で話をしました。
取り扱い400種類以上のドメイン取得サービス─ムームードメイン─
ホームページ制作の問い合わせした結果は、問い合わせページを入れて3ページ~5ページのサイトを作るのに約10万円~100万円。
これでも高いな~と思ったのですが、私の場合は ホームページ、ビジネスマッチングサイト、ブログサイトの3サイトを登記と同時にリリースをしたいと漠然に思っていたため(その当時は具体的なイメージもない状態でしたが。。)、ホームページ制作と一緒にビジネスマッチングサイトについて費用や期間を聞いてみると
マッチングサイト制作の問い合わせした結果は、さらにびっくりする値段と期間でした。
サイトの仕様打合せ~サイト開発~サイト仮運用~サイト運用開始で 約2カ月程度、費用はばらつきがありますが数百万円~数千万円と莫大な費用と期間がかかることがわかりました。
この事実を知ったとき、一瞬だけくじけそうになりましたが、すぐにそんなに儲かるか、儲からないかわからないサイト制作に膨大な投資はできないと判断し、『そしたら自分でやってみよう!』と決断しました。
で、結果としては、私のような全くのド素人でもできる限り少ない投資でホームページやブログサイト、一番膨大に期間と費用がかかるマッチングサイトを約2カ月の間で完成させることができました。
登記前にホームページ、ブログサイト、マッチングサイトやECサイトなどの制作を考えられている方はドメイン取得のサーバーを契約する際に WordPressが簡単インストールできるレンタルサーバーを選ばれる方が良いと思います。ご参考まで。
登記前の準備に必要な費用について
ざっくり計算ですが、株式会社で登記する場合で起業前の準備 1‐3を全て行う前提であれば 約100万円程度は必要と思います。後は株式会社ではなく合同会社や個人事業主として事業を始めるのか、最初はフリーランスで始めるのかによって、起業前の準備にかかる費用は大きく異なりますので、その旨御理解の上、参考として頂ければと思います。
パソコン、携帯電話、固定電話、プリンターなどの備品 Total 約40万円
ロゴマークは1種類で 約10万円
名刺等のデザイン料については 約1~5万円
印鑑(4種類) 約1~10万円
各種印刷 約数千円~3万円程度
ドメイン取得・レンタルサーバー契約費用 約1~2万円/年
ホームページ・Webサイト制作費用 自分で行った場合は0円。業者に頼むと数100~数千万円。
株式会社の場合の会社定款認証費用 約3~5万円 ※合同会社等の場合は定款認証は不要です。
その他株式会社や合同会社で登記に必要な登録免許税 合同会社 6万円、株式会社 15万円(別途印紙代4万円)。
ご相談方法について
メール等のやり取りにて日程を確定し、ビデオチャット(Teams、Zoom)等によるリモート形式での対応となります。※Lineメッセージでのご相談も受け付けています。(公式アカウントより)
基本対面での面談等はしておりませんので、あらかじめご理解願います。
また、ビデオチャットでビデオ通話、音声のみの通話については、事前にお伺いした上で 柔軟に対応いたします。
ご相談に関する料金について
ご相談は初回 30分 無料(事前予約制)としています。
2回目以降 30分 2,000円(事前予約+前払い制)+ 追加15分毎 1,000円 となります。
なお、企業様、個人事業主様向けの戦略コンサルタントも年間契約(別途コンサルタント契約を締結)にて対応しております。
※事前予約、料金のお支払い方法等につきましては、お問い合わせよりご連絡をいただいた後にメールかLine公式アカウントからはLineのメッセージにてご連絡させていただきます。
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