2020年～2023年の倒産件数は6000～8690件でしたが、2024年は1万件を超え2025年1月も800件を超える高い件数で倒産する会社が増加しています。今回は法人設立して早期倒産をさせない経営について早期倒産する事例や関連ブログも記載しますので参考にしてください
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2020年～2024年の倒産件数一覧
| 年度 | 総倒産件数 | サービス業他 | 建設業 | 製造業 | 卸売業 | 小売業 | 情報通信業 | 運輸業 | 不動産業 | 金融・保険業 |
|---|
| 2020 | 7,773件 | 不明 | 1,266件 | 867件 | 1,041件 | 不明 | 不明 | 不明 | 251件 | 30件 |
2020年：新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、政府の資金繰り支援策により倒産件数は低水準となりました
| 2021 | 6,030件 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
2021年：倒産件数はさらに減少し、1965年度以来の低水準となりました
| 2022 | 6,428件 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
2022年：3年ぶりに倒産件数が増加に転じ、特に「物価高倒産」や「人手不足倒産」が増加しました
| 2023 | 8,690件 | 2,940件 | 1,777件 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
2023年：倒産件数が大幅に増加し、サービス業他や建設業で顕著な増加が見られました
| 2024 | 10,006件 | 3,329件 | 1,924件 | 1,141件 | 1,214件 | 1,098件 | 425件 | 457件 | 280件 | 25件 |
2024年：倒産件数が1万件を超え、サービス業他、建設業、製造業、卸売業、小売業、情報通信業、運輸業で前年を上回りました
2025年も高水準で倒産件数増加に推移しています。原油価格、材料費などの物価高、米中貿易摩擦や米国により発動された相互関税により更なる倒産件数増加も想定されます
早期倒産する主な原因は？
企業が早期に倒産する原因は、経営体制や資金繰り、ビジネスモデルなどに致命的な課題を抱えていることが多いです。下記に早期倒産になる原因例を記載しますので参考にしてください
1. 資金繰りの失敗
- 売上が立たないうちに支払い（仕入れ、人件費、家賃など）が先行し、キャッシュが尽きる
- 期待した投資や融資が得られず、事業継続が困難に
自己資金の他に法人口座の銀行や日本政策金融公庫などから融資含め最低でも3年程度の資金を確保しているのか？
2. 過大な初期投資
- オフィスや設備、広告宣伝などに過剰にお金を使い、回収見込みの甘さが露呈する
- 売上が計画通りに伸びず、投資が回収できない
特に多いのが飲食店などの場合、どれだけ初期の投資コストを抑えながら出店までこぎつけるのか、きちんと損益分岐点を把握したうえで起業したのか？
【関連ブログ】
【商工会議所】起業・創業を決めたら一度訪問しましょう | よろず相談ブログ
3. 市場・ニーズとのミスマッチ
- 商品やサービスが市場ニーズに合っていない、競合に勝てない
- 顧客が思ったより獲得できない
事業展開や店舗展開をする上では必ず展開ロードマップなどの市場調査やマーケティングに基づき開始する必要があるが、行き当たりばったりになっていないか？また飲食店や店舗による経営の場合は、差別化戦略、立地条件なども考慮したか？
4. 経営者の経験不足
- 経営判断ミスや資金計画の甘さ
- マーケティングや営業力の不足、人材マネジメントの失敗
起業する前にどれだけ準備を進めていたのか？これに尽きます。最悪想定をした上で最低でも３か年計画を立てる。トライ＆エラーを繰り返しながら最低でも半期に計画見直しをするなど必要です
5. 人材不足・組織力の弱さ
- 少人数で運営する中で、スキルや人脈の偏りが大きくリスクに
- 重要な人材の離脱が致命傷になることも
一人社長で始めるのか？数人で合同会社や株式会社を設立して始めるのか？複数人の共同経営の場合は役員の役割分担が明確になっているのか？など始める前に役割整理やミッションなどを明確にしておかないと結果的に内輪揉めや戦線離脱者なども出てきて経営自体が成り立たなくなるリスクも想定する必要があります
6. 外部環境の変化
- コロナ禍、ウクライナ情勢、円安・円高、米中貿易戦争（相互関税）などによる急激な環境変化
- 原材料費の高騰や物流コストの上昇などに耐えられない
外部環境の変化については突然発生するものも多く想定外のことは必ず発生します。ただこの影響は全企業に関係することであり、その時の体力（資金）や協力企業などのサプライチェーンをどこまで構築していて突発的な外部環境リスクに耐えられる柔軟な経営方針転換等を早期に決断し対応できるかにかかっています
7. 過剰な競争
- レッドオーシャン市場に無計画に参入し、差別化ができず価格競争に巻き込まれる
なかなかブルーオーシャンの市場がないのも事実であり、必ずと言っていいほど競合などはあります。その中で事業展開や起業する場合には差別化商品や差別化戦略がきちんとマーケティングできており、価格競争に巻き込まれないよう常に新しい施策を実行する必要があります
8. 信用の欠如
- 創業間もない企業は与信が得られにくく、仕入れ先や銀行からの信頼を得にくい
- 未払い・納期遅れなどが信用失墜につながる
創業間もない時には当然会社の信用などありません。これは店舗も同じ、創業時の全く知らない店舗に信用がないとの同じです（最初は興味本位で1回くらいは行くかもしれませんが。。。）。創業初期に企業として信頼を得るには何をすべきか？まず取引する上で絶対に必要なのが法人口座です。法人口座はメガバンク、地方銀行、信用銀行、ネット銀行などにより口座開設の難易度も異なりますが、創業初期でメガバンクの法人口座を作ることができれば、メガバンクから信用を得たのと同じですので、メガバンクの法人口座開設をトライしましょう
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経営破綻（倒産）はキャッシュアウトが主な原因です。いかに初期投資や運営コストをできる限り見直し、資金繰りをし損益分岐点も把握したうえで健全な経営ができるかになります
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これから創業やインボイス登録をご検討されている方へ
免税事業者と課税事業者では利益が異なりますので、これから創業される方はインボイス制度（適格請求書発行事業者）に登録するのか含め事前に計画した方が良いと思います。
その他、インボイス制度に関すること、課税事業者と免税事業者に関するブログは下記も参考にしてください。
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・PDCAや５Sなど社内に浸透させたい。良い方法をアドバイスしてほしい
・どうしたら社員のモチベーションがあがる提案のアドバイスがほしい
・人事考課の評価査定、もっと数値化する方法のアドバイス欲しい
・マネージメントで必要なこと、 部下の育成方法や管理方法をアドバイスしてほしい
・出世したいが、何が原因で出世できないのかわからない。客観的に分析してほしい
・あわない上司と上手にお付き合いする仕方の話を聞いてほしい
・今いる会社に残るべきか、辞めるべきかの話を聞いてほしい
・新商品の開発や展開する上で気を付けないといけないことをアドバイスほしい
・ものつくりでコストダウンや生産効率を更に上げて競争力をつけたい
・これから起業を考えているので、ちょっとしたことや些細なわからないことを相談したい
・自分の考えや意見を客観的立場で聞いてもらい意見がほしい
・販路拡大のために人脈やコンタクト先を広げるには何が必要なのかアドバイスが聞きたい
・ホームページ、ブログサイトやマッチングサイトをWordPressで作りたいので気軽に聞ける相談者として定期的にコンサルタントをお願いしたい
・海外展開を検討しているので、業務提携を締結したい
・SNSでの集客UP、フォロワーの増やし方などアドバイスがほしい
・Webサイトで広告収入などを増やす方法がしりたい
・IMS（ISO等）の取得を検討しているので一定期間業務委託で手伝ってほしい
・海外出張（欧州、中国、韓国、台湾など）で気を付けることや準備で必要なことを教えてほしい
・中国に初めて行くけど不安なので中国の文化や状況を事前に教えてほしい
・起業して初めての財務管理の方法について相談にのってほしい
・特許や商標を出願したいけど、何が大事か、どうすればよいのか、相談したい
etc.
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