コンサルティングをしていると、意外と簡単に店舗経営をしたい、サラリーマンを辞めて独立し会社の経営者になりたいと思われている方が増えてきていると思います。経営者になるためには最低限 決意と覚悟は必要ですが、そのほかにもお伝えしている内容を記載しますので、今後起業して経営者になられる方の参考になればと思います。
経営者になるには
経営者になるには色々なパターンがあるでしょう。親の会社を仕方なく引き継ぐパターンもあれば、なんとなくサラリーマンで上から指示されるのが嫌だから自分で独立して会社を立ち上げようと考えられている方、夢ややることが明確にあり必ず達成したいと思われている方、自分で独立して会社を立ち上げれば必ず儲かる勝算がある方など色々だと思います。
実際に独立し、フリーランスや個人事業主、合同会社、株式会社など会社設立は、きちんと手続きをすることで設立できますから、経営者になることの手続き自体はそんなに難しくありません。
ただどのようなパターンで経営者になったとしても必要なのは、決意と覚悟。
最低限この２つが揺るぎないものでなければなりません。この決意と覚悟が中途半端なままで経営者になると、事業が苦しいときやなかなか軌道に乗らない時など心が折れた時に最後の支えになるのが、起業すると決めた時の決意と覚悟になります。
決意とは
重大なことについて，とるべき行動や態度をはっきりきめること。また、そのきめた気持ちのことです。経営者ではなくても結婚する、何かを達成するなど、人生で色々な決断をしなければなりませんが、経営者になるとの強い決意が必要です。
覚悟とは
自分で絶対やり遂げるという強い気持ちのことです。どのような経営者になりたいのか、経営者になって社会にどのように貢献したいのか、必ず経営者になりたい方は何か目標や目的があるはずですから、その目標や目的を絶対にやり遂げるという強い覚悟を持って経営者になる必要があります。
経営者になる前に大事なこと
決意と覚悟の最低限の話をしましたが、幾らコネクションや人脈があったとしても、全く新しい会社を作って経営者になった場合は、その会社自体の知名度は０(ZERO)スタートと思ってください。
0(ZERO)→１にすることはとても大変なことです。１にしなくても最初は0.1や0.01でも構いませんが、本当のことであり、それが現実です。
幾ら良い商品を開発しても知名度は今までのコネクションや人脈からの０ゼロに近いところからのスタートとなります。
全く新しい市場への挑戦やコネクション、人脈なしに決意と覚悟だけあったとしても新しい会社は当然実績もなく信用もないため最初のうちは見向きもされないのが実際の世の中です。
大手企業と取引を開始する時には、必ず与信（信用調査）を経理部門がメインで行われます。新しい企業の場合は、決算も終わっておらず、上場していないから当然実績等も公開されていません。よって設立時に合同会社では取引できない、取引銀行がメインバンクでないから取引できないなど色々とあります。
大手との取引を代理店等を利用せずに直接行いたい場合は、株式会社で設立し、最低限メインバンクとの法人口座を開設しておきましょう。
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まだ世の中にない商品やサービスを開発し、プロモーションや市場展開先、販売価格と収支計画など勝算があって独立開業するのであれば別です（逆にこの勝算があるのであればすぐに独立開業し会社を設立した方が良いでしょう）が、新しく設立する場合のほとんどは、よく似た商品や競合他社もあるのが通常です。プロモーションを行う方法としては、会社案内を作ったり、会社ホームページを作ったり、SNSを活用したりなど事前に考えておきましょう。
会社経営をするには組織や人材をどのようにするのかも重要なポイントです。一人株式会社で始めるのか、数人で出資して会社を作るのか。また人材や組織をどうするのか？など、人員を雇ってからの人材育成も重要です。
楽観的、安易に儲かるだろうでは絶対ダメです。そんなに世の中は甘くはありませんし、幾ら人脈やコネクションがあっても最初から経営がうまく回ると思ってはダメです。
最悪試算やリスク、まず自分の会社が世の中に知ってもらうにはどのようなアクションやプロモーションが必要なのか、できる限り洗い出しをして、最悪なシナリオを前提に起業することがとても大事です。
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経営者になった場合
事業継承や今までの実績に基づき独立開業したのであれば一定の売上、利益は設立当初からあるでしょう。そのような企業はごく一部です。実際に独立して起業した場合にはサラリーマンのように給料の保証もありません。また決まった休みが取れなくなる可能性もあります。
よって経営者になった場合は、自らがトップ営業マンになり売上・利益を作る力が必要になりますが、結果が出なければ家族、社員を路頭に迷わす可能性など常に恐怖心や孤独とたたかいながら結果を出し続けなければなりません。
常に結果を求め、売上・利益を継続的に生み出す、恐怖や孤独との戦いに耐え抜きながら事業を進める強い執念も必要になります。
経営者になってできる事
経営者になる決断や覚悟、リスクなど色々と記載しましたが、経営者になるということは決断や覚悟、リスクの反面多くのメリットがあります。
経営者になれば、自分の価値観や信念に基づき社会貢献や自分が思い通りに仕事をすることができます。当然経営者の地位を前面に出して営業活動や社会に示すことができ、自分の努力や成果に応じてサラリーマンでは到底稼ぐことができない収入や報酬を得ることも夢ではありません。また自分の決断にて物事を進めるのか、辞めるのか、事業を拡大するのか、縮小するのかなど全てのことを決断できる権利を持ちます。（ただし、ここでいう経営者=オーナーである前提です。）
自分の才能や努力を最大限に発揮できるのも経営者の良い面であり、かなえたい夢を現実にできる可能性があります。
どのような会社（未来）にしたいのか
過去を活かし、現実を知り、未来をどのように作りたいのか？
経営者でなくても自分がどのように生きたいのかの生き様は自分で決めることができますが、自分で経営することにより事業を推進し、お金を稼ぎ、５年後、１０年後、２０年後どのような会社にしたいのかの目標を設定し、実行できます。
後はどのようにして目標と今ある現実の差を埋めていくのかの戦略と戦術とその過程（プロセス）での適切な判断と修正を繰り返すことが大事です。
必ず一緒に仕事をする良きパートナーを見つけましょう
商品やサービスを販売する上では、幾ら一人株式会社であったとしてもパートナーや仲間は通常必要です。良きパートナーを見つけるには、結婚と同じでコミュニケーション能力と人を見る力が必要になります。中には悪徳な代理店などもありますから、慎重に見極め、今ある人脈やコネクションも最大限に活用しながら一緒に仕事ができるパートナー探しをしましょう。
ご相談方法について
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基本対面での面談等はしておりませんので、あらかじめご理解願います。
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２回目以降 ３０分 2,０００円（事前予約＋前払い制）＋ 追加１５分毎 １,０００円 となります。
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